都市部で生活する人口が増え続ける懸念
ボッシュは7月4日のプレスリリースにて、世界都市部のモビリティ事情が今後重要になってくるとコメントを出した。
世界的に2050年までに都市部で生活する人口が7割以上になり、地方で生活する人口が2,800,000,000人に減少すると予想している。
欧州の主要都市は2025年までに交通渋滞が増加していき、年間約208,000,000,000ユーロのコストになると予想されている。また、2020年には欧州の都市部で生活する人口が82%にまで膨れ上がり、このコストは毎年、増え続けると考えられている。
北米では2003年に運転免許保持者よりも自動車登録台数が数を上回っている。さらに年間の交通渋滞は約42時間、燃費総額は121,000,000,000ドル以上にもなる。
大都市がさまざまな取り組みを実施
欧州の多くの大都市が市街地への自動車による乗り入れの制限を実施している。また、米国では交通量の削減を目的とし、1961年より相乗り優遇車線を作り、現在はその車線の距離が5,000kmにまでなっている。この車線で利用できる車両は2名以上の乗用車だけである。
中国の上海では毎月ナンバープレートの発行数を9,000枚までに制限をかけ、入札制度が採用されている。インドでは交通量削減のため、交通インフラの整備を続けている。さらにラテンアメリカではロープウェイを活用し、移動時間の短縮、大気汚染の緩和に取り組んでいる。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
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