カルソニックカンセイ、サイバーセキュリティに進出を決定

カルソニックカンセイは7月18日のプレスリリースにて、自動車向けサイバーセキュリティに進出することを決定したと発表した。

サイバーセキュリティ対策始動に伴い、カルソニックカンセイとフランスのQuarkslab社と合同会社White Motionを設立することを決定した。

White Motion社の社長にはセキュリティ分野で有名な蔵本雄一氏を任命した。蔵本氏は日本マイクロソフト社のセキュリティエンジニアとして活躍し、情報セキュリティ監査、コンサルティングなどで活躍してきている人物である。

現在、乗用車はインターネットと容易に接続することができ、便利になる一方で、ハッキング、クラッキング、コンピューターウィルスへの懸念が大きくなっている。

こういった懸念を払拭するため、サイバーセキュリティ技術の推進は重要だと考えられてきたが、これは自動車部品メーカーにとって未知の領域とも言えた。

今回設立されたWhite Motion社の社長である蔵本氏は以下のように述べた。

「White Motion社はセキュリティ分野に特化した会社として始動し、車両全体のセキュリティ、機能安全の面で、現在必要とされる高い技術を活用し、安心安全と感じられるセキュリティ対策を提供していきたい。

また、このセキュリティ対策はどんな車両においても実装されるべきものであると考えている。White Motion社の持つセキュリティ対策のノウハウをフル活用し、今後、その高い技術を提供していきたいと思っている。」

White Motion社はカルソニックカンセイとQuarkslab社のノウハウ、経営資源を用いて、顧客へセキュリティ技術を提供していくと明言した。今後のWhite Motion社の活躍に期待できると言えよう。

（画像はカルソニックカンセイホームページより）




カルソニックカンセイ　プレスリリース
https://www.calsonickansei.co.jp/news/2017/170718/