緊急ブレーキシステムが事故の防止につながる
これまで自転車の急な飛び出しを自動車が即座に避けることはできないできた。
しかし、ボッシュは8月28日のプレスリリースにて、新たな緊急ブレーキシステムを搭載することで、自転車の急な飛び出しにも反応し、重大な結果を避けることができると発表した。
この検知で自動的に40kphから完全に停止することができる。緊急ブレーキシステムのレーダー、ビデオセンサーを用いることで、差し迫った衝突を検出する。コンティネンタルの経営陣であるDirk Hoheisel博士は以下のようにコメントした。
「ドライバーアシスタントシステムは、事故のない運転へ導く最初のステップである。ドライバーアシスタントシステムは常に警戒し、緊急時に迅速に対応することができる。特に道路利用者の中でも最も脆弱なサイクリスト、歩行者に対し、最も有効な支援システムと言えよう。」
緊急ブレーキシステムで重大な事故を避けることが可能
ドイツでは事故のおよそ1/4に自転車が関連しており、人身事故へつながりやすい。ドイツ連邦統計局によると、2016年の1年間だけで393人がこういった事故に巻き込まれ、死亡している。これは国内の死者の約12%にあたる。
ドイツの全車両に自転車を検知できる緊急ブレーキシステムを装備すれば、人身事故を引き起こす自転車、自動車の事故はほぼ半分になり、少なくとも重大な事故を緩和することができると考えている。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
http://www.bosch-presse.de/