再生可能なバイオマス由来材料で創成可能
株式会社ブリヂストンは2月24日、独自の技術で開発した新しいガドリニウム触媒を用いて、分子構造制御による合成イソプレンゴム(以下、IR)の合成に成功したと発表した。
新たに合成されたIRは、天然ゴムを上回る性能を持つ次世代ゴムの開発に貢献する可能性を持っている。また、再生可能なバイオマス由来のイソプレンを用いてIRを作り出すことが可能であり、持続可能な材料と期待されている。
今後は、このIRを実用化するための必要条件を評価し、2020年代の実用化を目指してイソプレンの安定供給を行っていく予定である。
高い強度性能と燃料効率
タイヤ製造において、合成ゴムと比較して優れた耐久性および耐摩耗性を持ち、補強材との強力な接着性もある天然ゴムは重要な原材料であるが、限りのある有機資源である。
そこでブリヂストンでは、天然ゴムの安定供給を目指して、パラゴムノキに関する様々な研究開発プロジェクトを進めると同時に、天然ゴムを上回る性能を持つ合成ゴムを創出する手段を研究してきた。
今回新たに合成されたIRを用いたタイヤコンパウンドの性能評価は、同社の調べでは、強度性能と燃料効率の点で、天然ゴムを使用したタイヤコンパウンドを上回っていることを示している。
ブリヂストングループでは、2050年までにタイヤに使用される原料の100%を持続可能な材料にするという目標を定めており、この目標を達成するために、天然ゴムとポリイソプレンを始めとする様々な原材料の研究開発を進めている。
(画像はプレスリリースより)

Bridgestone News
http://www.bridgestone.com/corporate/news/2017022401.html