Astyx社株式の約45%を取得
ZF Friedrichshafenは3月30日、Astyx Communication&Sensors GmbH社(以下、Astyx社)の株式の約45%を取得したことを発表した。
ZFの最高経営責任者(CEO)であるシュテファン・ゾンマー博士は、次のようにコメントした。
「昨年、LIDAR技術部門を分岐させた後、我が社は、環境と物体検出法のための別の主要技術分野において、研究開発活動を拡大しています。Astyx社のレーダー技術は、遠隔制御などの運転支援機能に現在利用されている他のレーダーソリューションと理想的に補完しあうものであり、レーダー・LIDAR・カメラセンサーの融合により、高度な安全性と自律的な運転に欠かせない環境検出機能が実現できます。」(プレスリリースより引用)
インテリジェントな高解像度レーダーセンサー
Astyx社は、短距離レーダーと長距離レーダーのセンサーの開発と製造を行っている。
レーダーセンサーは超音波と同様に動作するものであるが、超音波信号の代わりにバンドルされた電磁放射を送信することで、物体を検出し、関連する距離と速度を検出できることが相違点である。近代的なレーダーは、人と物の動きをセンチメートル単位まで検出して位置取りし、決定するという高解像度を達成する能力を持っている。
今後、Astyx社は、ZFとともに、短距離および長距離環境のさらに正確な画像を提供する能力を備えた、グローバルな車載メーカに向けた次世代レーダーセンサーを開発する。
ゾンマー博士は、ZFの「See-Think-Act」というビジョンは、将来的に、車のインテリジェンスとセンシング能力を向上させることを意味しており、Astyx社のレーダー技術に対する投資によって、将来の自動車に対する環境意識が強化され、事故のない運転のビジョンに近づく重要なステップとなる、という見解を示した。
完全自律走行に向けた技術革新を推進
一方、Astyx社のCEOであるGunther Trummer氏は、次のように述べている。
「安全性と自律運転のメガトレンドを体系的に形成する非常に強力なパートナーであるZFとの協力を非常に楽しみにしています。我が社は、レーダー技術の包括的なノウハウのおかげで、高度に自動化された運転まで、すべての運転手支援アプリケーションを可能にしています。」(プレスリリースより引用)
また、ZFアドバンストエンジニアリングのリーダーであり、子会社であるZukunft Ventures社のマネージングディレクターであるTorsten Gollewski氏は、Zukunft Ventures社がAstyx社を含む他のテクノロジー企業におけるZFの株式の管理を担当していることに言及し、Astyx社とともに、将来的に完全自律走行を可能にする複雑な環境検出に向けて技術革新を迅速に実装していく、と語った。
(画像はZF Friedrichshafenより)

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