デンソー、インドに自動車用リチウムイオン電池の合弁会社設立

自動車用部品の大手サプライヤーであるデンソーは4月14日、東芝とスズキ自動車の3社で自動車用リチウムイオン電池パックを製造する合弁会社をインドに設立することに合意したと発表した。

合弁会社への出資比率はデンソーが10％、東芝が40％、スズキが50％となる予定であり、資本金は約20億円で当初の設備投資額は約200億円となっている。

今回、3社が設立する合弁会社は2017年中に設立する予定であり、可能な限り早い時期より生産を開始して、スズキのインド製造子会社に供給する計画である。
また、合弁会社ではインド市場で環境車が普及していくことに対応するため、インド国内で自動車用のリチウムイオン電池パックの安定供給を実現していく計画である。

小型車が中心となっているインド市場では、大衆車に適した環境技術の市場投入が求められており、環境への対応が重要な課題となっていることから自動車に対する新たな燃費規制の導入も予定されている。

なお、合弁会社は3社で更に検討を進め、各国の政府当局の承認などを経てから設立されることになる。また、合弁会社を通じてインド政府が掲げる「Make in India」政策に貢献していく方針である。

（画像はデンソー ホームページより）




デンソー　ニュースリリース
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