ヒュンダイ初のサーキットレース用車両
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイは、サーキットレース用に開発を進めていた「i30TCR」が、テスト走行を開始したことを、4月28日のプレスリリースで発表した。
同車は、ヒュンダイが進める新プロジェクトとして開発が行われている、サーキットレース用のTCR車両だ。開発が本格的に進み、同社のカスタマーレーシング部門はスペインのアラゴン・サーキットでデーター収集のためのテストを行った。
テスト終了後はドイツのヒュンダイ本部でさらなる開発が行われる予定だ。新世代i30TCRは、夏から秋にかけてヨーロッパでテストを繰り返し、12月上旬には最初の車両が顧客へ届けられる見込みだ。
アラゴン・サーキットで3に間に及ぶランニングを実施
1周およそ5.3キロのアラゴン・サーキットは、長いバックストレートやヘアピンカーブなど、様々なカーブがレイアウトされテスト走行には最適なコースとなっている。
ガブリエル・タルキーニがテストドライバーを務め、チームはいくつかの試運転とサーキット走行でのデーター収集を行った。テストは大きなトラブルもなく順調に進み、ターボ付きエンジンやエンジンマップセッティングのテストも行った。
初のテストは好調な滑り出しとなり、ヒュンダイは今後エンジンのセッティングだけでなく、車両バランスやいくつかのコンポーネントにおけるパフォーマンスの向上に努めていく。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイ・プレスリリース
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