日本の自動車メーカーへ初めてHUDを提供
世界的自動車部品メーカーであるコンティネンタルは5月14日のプレスリリースにて、日本の自動車メーカー向けに初めてヘッドアップディスプレイ(以下HUD)の生産を開始したと発表した。
これはマツダのコンパクトカー、デミオとCX-3、CX-5向けに提供している。
省スペースを実現したHUD
コンティネンタルの計器およびドライバーHMI事業部長であるFrank Rabe博士は以下の通りコメントした。
「コンバイナー式HUDは従来のHUDのおよそ半分のスペースで収まるコンパクトさが特徴となっており、スポーティな車、コンパクトカーに最適な作りになっている。人間工学に基づいたコンティネンタルのこの技術がマツダの車両に活用されることをほこりに感じている。」
画期的なHUDを提供していく
従来のHUDはフロントガラスに情報を表示してきたが、新しいコンバイナーHUDは省スペースのプラスチックディスクを使用する。
そのため、光路の調整が不要になった。また、アプリケーションによって異なるが、コンバイナー式HUDは鏡一枚で作動することができるようになった。
新しいHUDは従来製品と同等のレベルの機能性を持ちながら、フルカラーの表示が可能である。また、運転手の視野を妨げずに重要な情報を表示することができる。これはブラインドドライビングの緩和にもつながった。
コンティネンタルのコンバイナー式HUDは、さまざまな車両に搭載可能であり、少量生産車種にも提供できる。
(画像はコンティネンタルのホームページより)

コンティネンタル プレスリリース
http://www.continental-corporation.com/