カーボンファイバー複合材を使用
自動車部品の大手サプライヤーであるフォルシアは5月15日、STELIA Aerospace Composites社(以下、STELIA社)の持つ水素用複合材タンクに関する知的所有権を独占的に使用することのできる権利を獲得したと発表した。
この提携によりフォルシアはSTELIA社のサポートによりカーボンファイバー複合材を使用した燃料電池車両の高圧水素タンクの設計、工業化および商業化が可能となった。
フォルシアの最高経営責任者であるPatrick Koller氏は次のように述べている。
「フォルシアは燃料電池技術のサプライヤーとなる方針である。われわれは、自律性が高く高速充電が可能なこの新技術に確証を持っている。また、水素は持続可能な技術を用いて場所を選ばず製造することが可能である。」(プレスリリースより引用)
2035年に500万台規模の市場予測
燃料電池技術は、待望の電気自動車用のソリューションであり、従来のバッテリー式電気自動車と比較すると長い航続距離の短い充電時間での充電が可能である。
フォルシアは2035年までに500万台規模の燃料電池車両が生産されると予測しており、軽量化かつ高圧に耐えることができる水素タンクの製造にカーボンファイバー複合材が最も適した素材であると見込んでいる。
(画像はプレスリリースより)

フォルシア プレスリリース
http://www.faurecia.com/