ZF、8HPの大量生産開始
ZF Friedrichshafen AG(ZF)は20日、同社の新型変速機構8HPについて、搭載車のBMW 520dが7月に発売されたことに伴う大量生産を開始したと発表した。
(画像はプレスリリースより)
8HPは8段変速のオートマティック式。同社によると、旧モデル比で約3%の能率向上を実現しているという。
燃費削減とダイナミクスを両立
CO2排出規制への対応とパフォーマンス維持を両立させるため、自動車メーカー各社ではエンジン回転数の削減および燃焼機関のダウンサイジングが流行の兆しを見せている。
ZFは今回8HPにおいてギアセットの最適化を施し、毎分50回転の回転数削減と約1%の燃料消費削減を実現。また振動吸収機構に改良を加えることで、運転への影響を最低限に抑えるとともにユニットのダウンサイジングにも成功している。
その他にも変速時の伝達ロスを改善し、クリープについても最小限に抑えるなど、8HPは多くの面でのメリットを有しており、全体として燃費の削減に大きく貢献している。同社によればその一方で、挙動の自然さやダイナミクスの幅が損なわれないのが特徴であるという。
ZF、8HPの開発続ける意向
今回BMW 520dに搭載される8HPは、トルクの上限が500 Nm(ニュートンメートル)の8HP50バージョン。ZFでは今後同モデルの改良を続け、最大トルクを750 Nmまで向上させた8HP75バージョンの開発を予定している。現行の8HP搭載車についても、今後の生産で順次最新のバージョンに置き換えていく計画だ。

ZF Friedrichshafen AG:Press Releases
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