3度目のテストはバレンシア・サーキットで実施
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイは、5月30日から6月1日にかけてスペインで「i30TCR」のテスト走行を行ったことを、6月2日のプレスリリースで発表した。
同車のテスト走行は、同じくスペインのアラゴン・サーキットと、イタリアのミサノサーキットに続き、これが3度目となる。
新世代の「i30TCR」は、初めてのプロジェクトとしてサーキットレース向けにヒュンダイが設計を行う車両だ。ドイツのアルツェナウにチームの本部を構え、熟練の技術者により開発が進められてきた。
ブレーキとダンパーのセッティングに関し重点的にテスト
「i30TCR」の3回目となるテスト走行が行われたバレンシア・サーキットでは、いくつかのブレーキ素材とダンパーのセッティングに重点を置き評価が行われた。
4キロメートルのサーキット場で、セットアップを変えながら走行を行い、アラゴンやミサノでの基本データと比較しながら十分な情報を得ることが出来た。
12月上旬の完成を目指すヒュンダイは、今後のテストで「エアロダイナミックパッケージ」の調整やエンジンのパワーを最大限まで増加させる開発を行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイ・プレスリリース
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