既に交渉の最終段階
内部筋情報として、Lear社は大手シートレザーのサプライヤーEagle Ottawa社を8億ドルで買収する方向で交渉に入っており、既に交渉は最終段階の模様である。この報道に対し、Eagle Ottawa社はコメントを避けたが、Lear社は黙止したままである。
Eagle Ottawa社の年間売り上げは約10億ドルであり、Big3、BMW、メルセデスベンツを含め、米国を走る自動車および小型トラックの50%が同社のレザーを使用していると推測されている。
今年に入り、Eagle Ottawa社は、コスト削減と環境への配慮を求める自動車メーカーの要望に対応する形で、スクラップされるレザーのリサイクルプロセスを開発し、リサイクルレザー製品の生産ライン立ち上げに300万ドルを投じている。
買収は業界の流れ
このLear社の買収の動きは、特定なマーケットにおいて合併が進む業界トレンドに沿ったものといえる。例えば、ドイツのZF社は110億ドルでTRW社の買収を仕掛けている最中である。
企業の垂直統合を狙うLear社にとって、今回の企業買収は同社の数ある買収の一つでしかない。2012年には2.57億ドルで自動車用シート生地のサプライヤーであるGuilford Mills社を買収している。この買収は自動車シートの生産効率化を当初の目的としていたが、同時にBMW、クライスラー、フォードへの納入契約をそのまま引き継ぐことができた。

Crains Detroit Business
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