Rinspeed社製の電気コンセプトカーに搭載
ZF Friedrichshafenは28日、2017 CESにおいて展示されるRinspeed社製の電気コンセプトカー「Oasis」に、同社の都市型電気自動車向けプラットフォームである、インテリジェントローリングシャーシ(以下、IRC)が採用されていることを発表した。
IRCは、都市の乗用車と輸送車両向けに設計されており、電動ツイストビームリヤアクスルをベースにした電気駆動によるゼロエミッションを実現した。
リヤアクスルのアルミニウム製電気モーターは、シングルスピード・トランスミッションと統合されており、それにより、Oasisは、約9秒で時速100キロまでの加速が可能であり、必要に応じて最大で時速150キロまで出すことができる。
都市向けの優れた機動性
ZFの革新的な電動ツイストビーム(eTB)と電気機械式ステアリングシステム、フロントアクスルの革新的なデュアルコントロールアーム独立サスペンションデザインの組み合わせによって、Oasisは卓越した機動性を有している。また、従来品の旋回半径50度に対して75度の旋回半径を誇っており、駐車場が狭い混雑した都市に理想的な車両となっている。
ZF技術によって、IRCシステム内に格納された強力な電子制御ユニット(ECU)を使用したシャーシアクチュエーションシステムをネットワーク化することにより、こうした応答性の高い車両制御を実現している。
このユニットは、複数の車両制御システムからの信号を受信することができ、ドライバーによる運転または自動運転のための高度な機動性をもたらしている。
ステアリングホイールの改造
自動運転は、新しいヒューマンマシンインタフェース(HMI)ソリューションによって進歩し、乗客を保護するための独自の課題を提示することができる。ZFの技術は、従来のボタンやつまみに代わるタッチセンシティブまたはジェスチャーコントロールを備えた独自のシングルスポークステアリングホイールの機能も提供している。
ステアリングホイールのリムには、ハンズオンとハンズオフの検出機能が装備されている。10個の静電容量式センサーフィールドは、ドライバーが、いつ、どこで、どのようにホイールに触れているかどうかを即座に検出することが可能であり、これは安全な自動運転にとって重要な機能である。
さらに、センサーフィールドには、ターンシグナル表示、ホーンやインフォテイメントシステムの起動などといった、対応するトリガー動作で多様なコマンドを割り当てることができる。
また、このハイテクなステアリングホイールは折りたたみ可能である。自動モードが設定されている場合、このスペースは、タブレット・PCとして、またはキーボードを定位置にはめこむための卓上台として利用できる。また、手動モードに戻った時には、ステアリングホイールをすばやく開くことができる。
ステアリングホイールに収納されないドライバー用のエアバッグは、フロントウインドシールド上のヘッドライナーに取り付けられている。インテリアのさらなる強化には、アクティブシートベルト技術とアンカープレート構成を統合したユニークなシートベルトシステムがあり、自動運転時には「リラックスモード」が可能となる。
(画像はプレスリリースより)

ZF Friedrichshafen Press Release
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