乗用車用ラジアルタイヤを生産
自動車用タイヤの大手サプライヤーであるブリヂストンは12月21日、トルコ関連会社であるブリサ ブリヂストン サバンジ ラスティック サナイェ ヴェ ティジャレット ア-シェ(以下、Brisa)が、トルコのアクサライ県で2018年1月に稼働した乗用車用ラジアルタイヤの新工場の現地メディア向け見学会を11月27日に実施したことを明らかにした。
Brisaはブリヂストンが43.63%出資する関連会社で、見学会を実施した新工場は約96ヘクタールの敷地に400名の従業員体制で乗用車用ラジアルタイヤの生産を行っている。
またBrisaの社内調査によると、自動タイヤ搬送システムをこの新工場に導入することで、従来のシステムを利用するブリヂストングループの他工場と比較して在庫回転率を1.5倍に向上すると同時に、約30%のエネルギー使用量削減を達成している。
デジタル技術も活用
この新工場には、デジタル技術を活用して設備稼働情報、品質情報を常時モニタリングし、不具合の事前検知、設備条件の最適化を行うことで生産効率の向上を図っている。
また、資源消費の無駄ゼロを指針として、水の循環利用や工場屋根の一部に太陽光発電を採用することで環境にも配慮した技術を導入している。
ブリヂストンは人口増加やモータリゼーションの加速により中長期的に需要が拡大するトルコやその周辺地域を重要な市場と捉えており、今後も商品を迅速に納入する体制を構築していく方針である。
(画像はブリヂストン ホームページより)

ブリヂストン プレスリリース
https://www.bridgestone.co.jp/