ADASと自動運転の新しいソリューション
HELLAは、人工知覚システムの世界的リーダーであり「iDAR」の開発者であるAEyeとの提携を拡張し、AEye社のiDAR技術に基づく、ADASおよび自動運転用のセンシングおよび認識ソリューションを提供することを発表した。両社は、それぞれの分野における補完的なノウハウと能力を組み合わせる予定である。
AEyeのiDAR人工知覚システムは、自動車グレードのLiDARのためのレンジおよびスキャンレート性能において業界をリードしている。また、iDARは、1550ナノメートルの固体で敏捷なLiDARと低照度HDカメラおよび組み込みAIを融合させた、新しい形式のインテリジェントデータ収集で、センサーレベルでインテリジェントにデータを取り込む。
HELLAは、このプラットフォームを活用し拡張するために、サプライチェーン全体に沿って、組み込みソフトウェアと画像処理の分野での高い能力、および自動車の経験産業化機能を取り入れる。
こうした共同開発努力により、クラス最高のレベル3 ADASソリューションが世界の自動車OEMにもたらされることとなる。
AEyeとHELLAは、2019年1月8日からラスベガスで開催されたCES 2019で、これまでに両社が協力した結果を展示した。
自動車OEMのニーズに対応
AEyeの社長であるBlair LaCorte氏は、次のように説明する。
「我々のOEMパートナーの需要に対応するための生産能力強化に目を向けていることから、HELLAは理想的な戦略パートナーである。HELLAは自動車OEMと協力した優れた実績を持っており、現在と将来において、自動車OEMのニーズを満たす次世代の知覚機能を展開することを検討しているので、大きな相乗効果が期待できる。」(プレスリリースより引用)
一方、HELLAの自動運転を担当するFrank Petznick氏は、次のように述べた。
「我が社は、自動運転へのトレンドを積極的に推進している。AEyeとのコラボレーションにより、パフォーマンスを再定義するADASおよび自動運転ソリューションの新しい機能を促進することが可能となる。」(プレスリリースより引用)
Hella Venturesは、2018年12月に、シリーズBラウンドの資金調達40万ドルの一環として、AEyeの主要株主となった。2022年の量産開始を目指して、最初の共同開発プロジェクトが直ちに開始される。
(画像はHELLAより)

HELLA Press release
https://www.hella.com/