コンチネンタル、中国とのビジネス強化へ
コンチネンタルは1月29日、鉄道エンジニア部門で中国上海のメトロ計画における製品の追加注文を受けたと発表した。メトロ計画は中国交通の流動性を生み出すとして注目されている。
快適な乗り心地をサポートするコンポーネントシステム
上海の地下鉄は25年前に1号線が開通。1999年の2号線からコンチネンタルのコンポーネントシステムが装備されており、現在16路線をカバーしている。
同社製品のポートフォリオには、ボギーと車体の間の2次サスペンションとして機能するエアスプリングも含まれている。カーブでの車両の動きをサポートするものだ。
Continental Chinaのマーケティング&セールス責任者、Jianhua Hao氏は、このエアスプリングは固有振動数が低いため、振動の伝達が最小限に抑えられ、乗客の乗り心地を向上させると述べている。
渋滞と環境問題に貢献
相手先商標製品の鉄道会社CRRCは、2020年に22線まで拡張する予定。鉄道ネットワークは970キロメートルをカバーし、世界で最も長い高速鉄道ネットワークになると予測している。
渋滞は世界のメガシティの課題だが、中国では特に深刻化している。上海と北京の8車線の高速道路でさえ、ピーク時には30分の走行でわずか0.5キロメートルだという。渋滞がもたらす騒音と大気汚染も問題だ。
同社では長期的なビジネスを確保すると同時に、中国の環境問題にも貢献すると述べている。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/