車両の間違いをドライバーへ警告
ボッシュは2月4日、イタリアで開催されたイベント「Torino Digital Days」で、反対車線に侵入した車両を検知し、ドライバーへ警告するシステムを発表。ドイツではすでにアプリに統合されている。
反対車線への進入を検知、10秒以内に警告
「Torino Digital Days」では様々な業界のイノベーションの展示、会議、ワークショップなどが行われた。
そこで、ボッシュは自動車事故ゼロ、ストレスゼロ、排出ゼロを目指した取り組みの中で、安全性にこだわったソリューション「wrong-way driver warning」を提案。
誤った車線にいる車を検知し、10秒以内にドライバーと周辺に警告するというもの。
ドイツではすでにサービスを実施
ドイツだけでも、反対車線への侵入は毎年約2000件通報されている。しかし通報から警告までのコミュニケーションは遅すぎることが多く、3分の1がすでに平均500メートルを走行した後に事故を発生させているという。
同サービスはすでにAntenne Bayernアプリに統合されており、車両が高速道路の出入り口に近づくと、移動データをボッシュのクラウドに送信。車両の方向性と許可されている車線の情報を比較し、一致しない場合はドライバーにエラー警告を発する。
またこの警告は近くを走行するドライバーにも警告する仕組みだ。事態が回避できると通信は中断され、警告が止む。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-press.it/