拡張現実の広がりと可能性
ボッシュは2月24日、同社が開発した共通拡張現実プラットフォームCAPが、マイクロソフト社のホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens 2」を活用できると発表している。
ボッシュのAR、効率性を証明
同社のARアプリケーションは、すでに自動車修理に関するワークショップ・トレーニングに使用されている。
フロントガラスを交換した後、運転支援システムのセンサーを再調整する特別なARトレーニングがあるが、ARアプリケーションは実際の映像を補完するため、マニュアルや3Dオブジェクト、ビデオなどの情報を追加する。
同社は、拡張現実感アプリケーションの利点を分析するために、自動車部門で実地調査を実施。一般的な自動車で、一般的な修理作業を行ったところ、1ステップあたり平均15%の時間短縮が可能になり、効率性を証明した。
テクノロジーの新たな可能性を
CAPはタブレットやスマートフォンに映し出される画面を通して行われるが、これに「Microsoft HoloLens 」2を組み合わせることで、はるかに視野が広がる。
同製品は、バルセロナで行われている通信端末などの展示会Mobile World Congressで発表されたものだ。
将来的にはARグラスとして、機械やシステムのユーザーインターフェースディスプレイやキーボードとして修理プロセスに革命を起こす可能性も示唆ししている。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/