部門を横断する効率的な配送を実現
コンチネンタルは、ランゲンハーゲンにあるハノーファー空港近郊に、自動車産業用のドライブベルトと表面材をヨーロッパ全土に提供する最先端の配送センターを建設するための起工式を行った。
3月には、政府や建設会社の関係者、コンチネンタルとプロジェクト開発の代表が、新たに5,000万ユーロのプロジェクトを開始することに同意している。
ハノーファーに本拠を置くプロジェクトおよび不動産開発会社であるBertram Projektmanagement社は、約80,000平方メートルの敷地に広がる最先端の建物と屋外エリアに、年間4,000万ユーロを投資する予定であり、また、コンチネンタルは、機械や装置に1,000万ユーロ以上を投資している。
コンチネンタルのヴァレンヴァルト施設のヘッドであるPhilip Nelles氏は、次のように述べた。
「我々は、自動車のOEM交換製品ビジネスの成長が加速していることから、既存のインフラをさらに拡張する必要があると思っています。ヴァレンヴァルトにある我が社の施設の現状では、将来のニーズに対応することができません。ランゲンハーゲンの最先端配送センターは、ダイナミックな自動車部品ビジネスを管理するのに最適な設備を備えていることを保証するために必要なものを提供しています。」(プレスリリースより引用)
このセンターでは、車両インテリア用の表面材の保管と配送が行われるとともに、部門を横断する業務も行われ、プロセスをより効率的にする。Nelles氏は、この新しい配送センターの統合を「ハノーファー地域への明確なコミットメント」として説明している。
トラック輸送の効率化で排出量削減へ
ランゲンハーゲン市長のMirko Heuer氏は、Bertram Projektmanagement社が、計画されたビジネスパークとともに、管理ビルも完備した最先端の配送センターを建設し、将来のグローバルな流通オペレーションの特定の要件を満たすと言及し、次のように語った。
「私は、協力パートナーであるコンチネンタルとともに、他の世界的に成功している企業が、ランゲンハーゲンをビジネスの場所に選んだことを嬉しく思います。新しいサイトで幅広い雇用が創成され、そのコミットメントのおかげで、莫大な成長の機会を持つ、ランゲンハーゲンの自動車部門の魅力をさらに強化します。」(プレスリリースより引用)
2018年末までに、パレット用の約20,000平方メートルのスペースと自動化された小型部品倉庫を備えた、34,000平方メートルの複合ビルが、サービスを開始する予定。これにより作業手順をより効率的にすることができる。
Nelles氏の説明によると、新しい配送センターにより多くのトラック輸送が削減されることで、ハノーファーとランゲンハーゲンのセンターにおいて、毎年、窒素酸化物排出量を約5,000削減することができる。また、ヴァレンヴァルトにある生産施設へ向かう道路の安全性も改善されることとなる。
ハノーファー市も歓迎
また、ハノーファー市長のStefan Schostok氏は、コンチネンタルによるアプローチは、非常に正しいものであり、市の戦略と完全に適合しているとし、次のように説明した。
「もし、トラック輸送が効果的に調整され、半分の積み荷や空荷の輸送がなくなれば、すべての人にとって非常に安心である。トラック輸送における排出量削減の課題は、インテリジェントで調整されたコンセプトと、ハノーファーの企業や個人のコミットメントを必要としている。我々は、多くの面でこの問題に取り組んでおり、コンチネンタルの投資を歓迎します。」(プレスリリースより引用)
表面材の物流は2018年の終わりに開始され、2019年の初頭にはドライブベルトの物流が開始される。今後、この新しいサイトでは、約160人の新しい雇用が創成される予定である。
(画像はプレスリリースより)

Continental Press Releases
https://www.continental-corporation.com/