プレミアム自動車メーカーより受注
自動車部品の大手サプライヤーであるラインメタル(旧KSPG)は4月25日、ヨーロッパのプレミアム自動車メーカーより2億ユーロ規模のエンジン部品の受注獲得に成功したことを明らかにした。
今回、受注獲得に成功した部品は3気筒、4気筒、6気筒のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン用のピストンであり、これらには事業アライアンスを組むリケンのピストンリングが装着されている。
またピストン部品以外にも、プレインベアリング、スラストワッシャー、電動ポンプ、排ガス循環用ダイバータエアバルブなども同時に受注を獲得した。
リケン製ピストンリングを装着
これら部品のうち6気筒ガソリンエンジン向けアルミニウム製ピストンは2018年中に生産を開始する予定であり、6気筒ディーゼルエンジン向けピストンはチェコ共和国のウースチー・ナド・ラベムで2019年より生産が開始される計画である。なお、これらピストン関連の受注額をライフタイム価値に換算すると約1.1億ユーロ規模となっている。
約3000万ユーロ規模の受注となった3気筒ガソリンエンジン用ピストンの供給は、ラインメタルが保有する中国の合弁会社KSHP社が担当する予定であり、リケンのピストンリングを組み合わせて2019年より出荷される予定である。
数億ユーロ規模の取り引きとなる4気筒ガソリンおよびディーゼルエンジン用のピストンは、チェコ共和国のウースチー・ナド・ラベムで生産され、これらにもリケンのピストンリングを組み合わせて供給されることになる。
(画像はラインメタルホームページより)

ラインメタル(旧KSPG) プレスリリース
https://www.rheinmetall.com/