OTAアップデートや診断データの技術で協力
HELLAは、eSync Allianceのアライアンスメンバーに新しく加入し、自動車市場の電子機器向けの双方向パイプラインを構築することとなった。
eSync Allianceは、自動車エレクトロニクス分野における、Over-the-Air(OTA)アップデートおよび診断データソリューションを推進する複数企業による取り組みである。
これは、クラウドと車載電子エンドデバイス間に安全なデータパイプラインを提供する、クラウドと組み込みソフトウェアのプラットフォームである「eSync」をベースにしたもの。
「eSync」は、ソフトウェアとファームウェアを無線で配信およびアップデートすることができ、車両のエンドデバイスからリアルタイムの診断およびテレマティックスデータを収集することができる。
「eSync」システムは、2016年にアメリカで30億ドルの費用がかかると推定されるソフトウェアリコールなど、費用がかさみ不都合な車両リコールを回避するのに役立つ。また、自動車メーカーにとって、車両のソフトウェアと機能を新しい分野で強化する新しい機会を提供する。
深い解析能力を持つ診断システム
eSync AllianceのエグゼクティブディレクターのRick Kreifeldt氏は、次のように述べている。
「HELLAは、自動車分野の照明技術とエレクトロニクスにおける革新的な企業であり、eSync Allianceに加入することを嬉しく思っています。同社の専門知識によって、業界の新しいソリューションやビジネスモデルが開発されることが実現します。」(PR Newswireより引用)
一方、HELLA、デジタルイノベーションの責任者であるRainer Holve博士は、次のようにコメントした。
「HELLAは、eSync Allianceに参加することで、OTA技術の革新の中心にいて、他の主要ベンダーと協力して新しいソリューションを創造することができます。」(PR Newswireより引用)
1月に行われたラスベガスでのCES 2018の展示会で、HELLAとExcelforeはeSyncシステムを使って、定義されたエラーコードを読み取ることを上回る深層解析を持つ、洗練された診断を提供する方法を紹介した。
eSyncシステムは、個々のHELLA車体制御モジュールのための診断ソフトウェアを推進し、様々なデータを抽出するために使用された。また、このシステムは、HELLAの先進の高精度ヘッドランプシステムに新しいプレミアム機能をインストールするためにも使用され、OEMが消費者にカスタム機能を提供する新たな機会を提供している。
(画像はプレスリリースより)

PR Newswire
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