成長する市場に対応
HELLAは、NAFTA地域における生産能力を大幅に拡大することを目的として、メキシコのグアナフアト州アパセオ・エル・グランデに、新しいエレクトロニクス工場を開設したことを発表した。総投資額は、数千万ユーロとなっている。
HELLAのCEOであるRolf Breidenbach氏は、次のように述べた。
「現在、北米、中南米では15%以上の成長率で、市場よりもはるかに強く成長しています。我が社の工場における設備投資は、主に地域の顧客が発注する既存の注文に対応するためであり、また北米市場での地位をさらに高めるためのものです。」(プレスリリースより引用)
雇用創出で地域に寄与
新設されたエレクトロニクス工場は、最近シリーズ生産を開始し、ボディコントロールユニット・電子パワーステアリング用のコントロールユニット、キーフォブなどに特化して製造を行っていく。
工場は現在、11,000平方メートルの面積を有し、最初の開発段階で250人まで従業員を雇用する予定である。
工場の開所式には、アパセオ・エル・グランデの代表であるGonzálo González Centeno氏とグアナフアト州の持続可能な開発担当局長であるGuillermo Romero Pacheco氏が参列し、Pacheco氏は次のように述べた。
「非常に尊敬された技術的にリードする国際的な自動車サプライヤーであるHELLAが、グアナフアトに定着しました。これは、工業地帯としてのこの地域の魅力を強調します。」(プレスリリースより引用)
メキシコの既存工場も拡大
HELLAはまた、2017年末に、メキシコにある2つの照明製品工場の生産能力を大幅に拡大した。
イラプアトにある工場は、革新的なLEDヘッドランプ未ジュールのシリーズ生産に向けて拡張され、ハリスコ州のエル・サルトにある照明製品工場は、複雑なリアコンビネーションランプの生産に向けて拡張された。
2つの工場の面積は16,000平方メートル拡張され、合計で79,000平方メートルとなった。この拡張の一環として、従業員の総数は3,000人を超え、これまでのほぼ2倍となった。
HELLAは現在、北米、中南米地域の15か所の拠点において、7,000人以上の従業員を雇用している。また、2016-2017年度、この市場で10億ユーロ以上の売り上げを達成した。
同社は、メキシコの生産能力の拡大に加えて、現在、上海でもエレクトロニクス生産能力を拡大しており、さらに、インドとリトアニアでエレクトロニクス工場を建設中である。
(画像はプレスリリースより)

HELLA Press Releases
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