コンチネンタル、ドイツ人工知能研究センターとパートナーシップ契約を締結

コンチネンタルは、人工知能（AI）を研究するための世界最大の非営利団体であるドイツ人工知能研究センター（以下、DFKI）と、パートナーシップ契約を締結することに合意した。

この協働では、内部プロセスの改善と将来のモビリティに焦点を当てる予定である。

コンチネンタル、コーポレートテクノロジー担当役員であるKurt Lehmann氏は、次のようにコメントした。

今回の提携の一環として、インテリジェント技術研究所である「Faischungslabor Intelligente Technologien」（以下、FIT）は、カイザースラウテルンにあるDFKI内に設置される予定である。このDFKIラボのエコシステムで、コンチネンタルの従業員はAI技術の基礎を研究し、AIでサポートされているデータ分析とソフトウェア開発の方法の研究など特定の問題に取り組んでいく。

コンチネンタルは、世界中の16,000人以上のソフトウェアとIT従業員が、品質保証とアップグレード機能を持つことを助けるAIベースのツールの開発にも取り組んでいる。

コンチネンタルのエンジニアは、既にAIのための多くのアプリケーションを特定している。たとえば、材料の流れでは、機械学習を使用して、原材料要件のより正確な予測を作成する。DFKIは、この分野の技術において、優れたスキルを持っている。

DFKIの研究部門である「スマート・データ＆ナレッジ・サービス」の責任者であるAndreas Dengel教授にとって、持続可能な企業経営は、積極的で広範な知識管理を必要としている。

この目的のために、DFKIの専門家は、文書を識別し、人やプロジェクト、出来事や場所などを自動的に検出するシステムである、自動化された個人的知識アシスタントを開発している。知識アシスタントは、ワークフローを特定の要件に合わせて設定し、関連情報を各分野に提供するのに役立つ。

コンチネンタルはまた、製品開発にもAIを採用している。2020年には、より高速な物体認識のために、第5世代のカメラを用いて、より大規模なニューラルネットワークを生産する計画である。人工ニューラルネットワークは、複雑な機能を処理して実行できる適応的な数学的ユニットからなっている。

コンチネンタルは、2015年にAIの様々な研究活動を調整するための中心的なAI開発部門を立ち上げまた。この技術部門は、オックスフォード大学・ダルムシュタット工科大学・インドのマドラス工科大学を含む、NVIDIA社、Baidu社、その他多くの研究機関と協力している。

ハンガリーのブダペストでは、コンチネンタル・アドバンスト・ドライバーアシスタンス・システム事業部門が、2018年5月に、優れた深層機械学習のセンターを開設した。

2018年末までに、同事業部門は、世界中で、人工知能における製品開発とプロセス開発のための有能な人材である約400名のエンジニアを雇用する予定である。

（画像はプレスリリースより）




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