3社を経営統合
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは6月28日、韓国の販売・開発会社「デンソー インターナショナル コリア」と、生産会社「デンソー コリア オートモーティブ」および「デンソー コリア エレクトロニクス」の3社を、2018年7月2日に経営統合すると発表した。
デンソーは3社を経営統合することで、経営のスピードを向上させ自動車部品の開発から製造、販売まで一貫して行うことで、韓国における事業体質の強化、成長に取り組んでいく計画である。
今回、経営統合で新たに設立される「デンソー コリア」は、韓国の慶尚南道、昌原市の馬山合浦区を所在地とし、資本金は89億ウォンとなっている。
新会社の従業員は2,198名で、車載用電子製品、エンジン関係製品、カーエアコン、ワイパーシステムなどの開発・設計・製造・販売、および非車両用各種機器部品の販売を行っていく。
事業の現地化を推進
今回の経営統合により、技術開発とモノづくりの両面においてシナジーを創出するとともに、販売機能も一体化することで、現地顧客のニーズに合わせた製品開発をより加速させる方針であり、経営部門などの機能部門を集約することで経営スピードを向上させる。
デンソーは韓国に生産会社を1976年に設立して以来、現地生産のカーエアコン、スターターやオルタネーター、小型モーターや、メーター、ヘッドアップディスプレイなどの表示系製品を現地の自動車メーカーに納入してきた。
また、販売会社を1997年に設立し、現在では開発機能を担うテクニカルセンターを併設することで事業の現地化を推進している。
(画像はプレスリリースより)

デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/