自動車スペアパーツの主要な卸売業者
自動車照明およびエレクトロニクスの世界的なサプライヤーであるHELLAは6日、デンマークとポーランドの卸売を行うFTZ Autodele & Verktoj社とInter-Team社について、スウェーデンの卸売業者であるMekonomen AB社に売却することを発表した。
両社は合意書に調印し、売却価格は、純負債ゼロ前提で3億9,500万ユーロ。また、2017年11月30日から取り引き完了までの利益に相当する対価がHELLAに支払われる。この売却は、関連する独占禁止当局の承認を条件とし、2018年第3四半期に終了する予定である。
HELLAアフターマーケットおよびスペシャルアプリケーション部門責任者であるWerner Benade博士は、FTZ社とInter-Team社が、Mekonomen社によって戦略的に事業展開されるとし、次のように述べた。
「我々は、独立したスペアパーツ事業と革新的な修理店の機器に関するアフターマーケット部門に体系的に焦点を置きます。この一環として、我々は、部門間の相互作用を加速し、デジタルビジネスモデルを開拓します。」(プレスリリースより引用)
一方、Mekonomenの社長兼CEOであるPehr Oscarson氏は、次のように説明した。
「FTZ社とInter-Team社の買収を通して、我々は、北欧地域における自動車スペアパーツの主要な卸売業者としての地位を強化し、ヨーロッパでのステップとします。この買収は、ヨーロッパで進行中の統合における中心的な役割を果たすという我が社の戦略の一環です。この2社は、グループのスタンドアロン企業として既存の企業構造とブランドの枠組みの中で発展を続ける優れた企業です。」(プレスリリースより引用)
順調な売上高を計上
FTZ社とInter-Team社は、合計で約2,500人の従業員を保有しており、2016-2017年度において、合計4億8,000万ユーロの売上高を達成している。これはHELLAの連結売上高の約7%に相当する。
この取り引きは、財務アドバイザーをJefferies Financialグループ、法律アドバイザーをFreshfields Bruckhaus Deringer、財務および税の鑑定評価をEbner Stolz、商務の鑑定評価をRoland Bergerが担当している。
(画像はHELLAホームページより)

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/