コンチネンタル、UCバークレーのAI研究「ディープドライブ」に参加

コンチネンタルは、カリフォルニア大学バークレー校における企業が参加した人工知能研究「ディープドライブ」に参加することを発表した。

コンチネンタル、企業人工知能ロボット研究室の責任者であるDemetrio Aiello氏は、次のように述べている。

今回のパートナーシップは、ニューラルネットワークのスピードを最適化することと、安全性が重要なアプリケーションでAIシステムを保護することに重点を置いている。コンチネンタルとBDDは、AI研究の成果を可能な限り迅速にシリーズ生産に導入するという目標によって動いている。

BDDは、自動車アプリケーションにおける見て学ぶ機械のための最先端技術と協働している。多くの専門分野にわたるセンターは、UCバークレーの交通研究所によって管理されており、自動車業界のスポンサーは、新しい技術を自動車のアプリケーションにもたらすために、プログラムをサポートしている。

グループをリードする先進輸送技術パートナー（PATH）プログラムのディレクターであるTrevor Darrell教授は、次のように述べた。


提携の最初の年に、コンチネンタルとBDDは2つの研究分野に焦点を当てる。1つ目は、安全関連システムにおけるAIアルゴリズムのテスト容易性である。ドライバーは、車両の複雑な技術が適切に機能することを確認する必要があるため、BDDは、AIシステムの信頼性をより効率的にテストできる方法を開発している。

センターの研究者は、ニューラルネットワークを加速して最適化するためにメモリ効率の良い方法でAIアプリケーションを操作する方法も検討している。これにより、車両におけるAI方法の実装が容易になる。

コンチネンタルを代表してバークレー校との関係を統括するStefan Voget博士は、次のように述べた。

現在のプロジェクトでは、説明可能なAIの研究と、そこで発生する深層のニューラルネットワークを最適化することが行われている。

説明可能なAIは、AIシステムがどのように意志決定を行うのかを詳細に理解することに焦点を置いている。人工知能を詳細にテストするために、専門家たちはそれがどのように動作するかを知る必要がある。

また、Aiello氏は、研究自体の利益に加えて、メンバーシップと重要な利点を共有することについて言及した。

2015年に、コンチネンタルは、同社の様々な研究活動を調整するために、企業AIとロボット研究室を設置した。これまでのところ、これは、NVIDIAやBaidu、また、オックスフォード大学、ダルムシュタット大学、DFKI、インド工科大学マドラス校など、この分野の主要研究機関との戦略的な共同作業が行われた。

また、今年の初め、コンチネンタルの高度運転支援システムビジネスユニットは、ハンガリーのブダペストにおいて、深層機械学習の卓越性のためのセンターを開設している。

2018年末までに、コンチネンタルは、特定のAIの専門知識を持った従業員を約400人雇用し、製品とプロセス開発に、AIの専門家を追加する予定である。

（画像はプレスリリースより）




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