モビリティプログラムの企業パートナーに加入
デンソーは17日、同社のシリコンバレーオフィスが、世界最大のイノベーションプラットフォームであるPlug and Playと提携したことを発表した。
デンソーは、未来の新しいモビリティサービスをさらに進展させるために、企業や大学、研究機関と協力することにコミットメントしている。
そして、今回、Plug and Playのモビリティプログラムの企業パートナーとして、フォード、ボッシュ、日産、トヨタ・ファイナンシャル・サービスなど40社の自動車関連企業に加わった。
デンソー北米、エンジニアリング担当のシニアバイスプレジデントであるBill Foy氏は、次のように述べた。
「これまでデンソーは自給自足してきましたが、自動車産業における急激な変化に対応するために、技術ポートフォリオを強化するオープンイノベーションを取り入れました。我々は、Plug and Playのプラットフォームに参加することを喜んでおり、新しいパートナーと機会を戦略的に評価して、顧客のニーズを満たす独自のソリューションを迅速かつ柔軟に開発することができます。」(プレスリリースより引用)
4つのコア領域で将来のモビリティに貢献
デンソーは、必要な自動車ソリューションや革新的な技術を提供する新興企業と提携して、将来の輸送に大きな影響を及ぼす可能性を示している。
具体的には、Plug and Playによる有望な新興企業ネットワークと連携して、接続性、自律的な運転、シェアモビリティ、電化という4つのコア領域(CASE)で事業を行い、ビジネスと技術の開発を加速していく。
Plug and Playのエコシステムの一員として、デンソーは、関連する新興企業や起業家の成長と成功に直接貢献する。日本のデンソーは、昨年、Plug and Play Japanと提携している。
独自のアクセラレータプログラムで成功
2006年に設立されたPlug and Playは現在、世界中の26の拠点で運営されており、ビジネス開発と投資機会のために、新興企業と先進的な企業を結び付ける業界独自のアクセラレータプログラムを実行している。
Plug and Playと企業パートナーの協力で大きな成功を収めた新興企業には、PayPalやDropBoxがある。
Bill Foy氏は、次のように説明した。
「シリコンバレーと東京オフィスのデンソーによる有能なチームは、オープンイノベーションを取り入れ、Plug and Playと密接に協力し、安全で確実な未来のモビリティを作り出すという長期的なビジョンを加速することができる、既に認定された新興企業とのパートナーシップを特定して確立します。」(プレスリリースより引用)
デンソーは、2018年7月11日にデトロイトのダウンタウンにおいて、最初のPlug and Playサミットに参加した。イベントでは、デンソーの幹部やその他の企業パートナーが、最新技術がどのようにモビリティに影響を与えているかを発表し説明した新興企業20社を紹介した。
(画像はデンソー ホームページより)

デンソー プレスリリース(PR Newswire)
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