ハノーバーの見本市にて展示
自動車用部品のお手サプライヤーであるボッシュは8月28日、セミトレーラーを電動化することによるセミトラックのエレクトロモビリティ化を推進していることを明らかにした。
ボッシュは2018年9月にドイツのハノーバーで開催される商用車の国際見本市において、セミトレーラーに搭載可能な電動アクスルを展示する計画である。
今回、ボッシュが開発したこの電動アクスルをセミトレーラーに搭載することで、車軸が無駄に回転することなくブレーキ時に発電させて、車両の動力源に電気を供給することが可能となる。
コストや騒音の低減効果
ボッシュの試算によると、この電動アクスルを冷凍車に搭載した場合、年間10,000ユーロのコストを削減し、また発生した電力により冷却装置を動かすことで、年間で最大9,000リットルの軽油を節約することが可能としている。
これらのコスト低減に加え、電動アクスルによる電動スタートおよび加速ブースト機能により使用燃料を低減することで、二酸化炭素の排出も削減できる。
また、電動冷却ユニットの騒音が従来のディーゼルユニットより少ないため、都市や夜間における輸送業務にも有効といえる。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
https://www.bosch-presse.de/