ボルグワーナー、中国武漢市に新しい工場を開設自動車業界ニュース

ボルグワーナー、中国武漢市に新しい工場を開設

　2018年10月10日 22:00　

ハイブリッド車と電気自動車の需要増に対応

ボルグワーナーは、中国武漢市のCaidian経済開発区に、新しい工場を開設した。

48,595平方メートルの敷地に26,000平方メートルの延床面積で建てられた新工場は、生産・エンジニアリング・品質・販売・物流・管理・財務などの包括的な機能を統合している。

そして、中国における燃焼、ハイブリッドおよび電気自動車市場からの需要増を支援する取り組みの一環として、新工場では、駆動モーター・P2モーター・ベルトオルタネータースターターシステム・スターター・オルターネーターおよび関連部品を生産する。

ボルグワーナー・パワードライブシステムズの社長兼ゼネラルマネージャであるStefan Demmerle氏は、次のように述べた。

「これは、中国におけるボルグワーナーの歴史にとっての新たな節目である。新工場は、今後数年間で持続的な成長を支える、燃焼、ハイブリッドおよび電気自動車製品の製造能力を大幅に向上させることが期待される。我が社の先進テクノロジーとシステムインテグレーション能力を活用し、生産とエンジニアリング能力のローカライズによって、中国の電気自動車とハイブリッド電気自動車の顧客からの増加する需要に対応し続けている。」（プレスリリースより引用）

世界基準のリーン生産工場

武漢工場の開設式には、地方政府関係者、顧客、サプライヤー、メディア関係者、そして、BorgWarnerの経営陣と従業員が参列した。

武漢工場の建設は、ボルグワーナーがRemy社を買収してから1年後の2016年に開始された。

新工場は、旧Remy社工場と近くの生産拠点を統合し、新しい生産ラインも追加されている。そして、地域社会や環境に配慮した方針に基づいて、ボルグワーナーの世界基準のリーン生産工場として設計されており、従業員に健康で快適な職場環境を提供し、地域社会と調和のとれた関係を築くことに専念している。

現在、300人以上の従業員が工場で働いており、5年間で倍増させる予定である。

（画像はプレスリリースより）