生産機能と事務所機能を譲渡
自動車部品の大手サプライヤーであるタワー・インターナショナルは11月20日、フランスの自動車部品サプライヤーであるFinanciere SNOP Dunois S.A. (以下、FSD)にヨーロッパ事業の全てを売却することで合意したと発表した。
タワー・インターナショナルのヨーロッパ事業は、ベルギー、チェコ共和国、ドイツ、イタリア、ポーランド、スロバキアの各国にある生産事業、およびドイツとイタリアの事務所機能が含まれており、2018年には売り上げ6.5億米ドルと利払い前・税引き前・減価償却前利益5,500万米ドルが見込まれている。
北米事業に集中
タワー・インターナショナルの最高経営責任者であるJim Gouin氏は次のように述べている。
「今回のFSDへのヨーロッパ事業売却は、タワー・インターナショナルが成長が著しい北米事業に集中することで、収益とキャッシュフローにおいて成長を続けるためである。これは財務的な視点からも、バランスシートを強化することで今後の企業の成長に向けた新規の投資が可能になってくる。」(プレスリリースより引用)
タワー・インターナショナルとFSDの間で事業譲渡の覚書および株式譲渡契約書の取り交わしが、今後数週間のうちに行われる予定である。
(画像はタワー・インターナショナル ホームページより)

タワー・インターナショナル プレスリリース
http://investors.towerinternational.com/