ヴェンチュリーとオフィシャルパートナー契約継続
今月15日、「AAB FIAフォーミュラE選手権」シーズン5がサウジアラビアにて開幕された。「AAB FIAフォーミュラE選手権」は、化石燃料を使用しない電気自動車のフォーミュラカーによるレースであり、今シーズンで5年目を迎える。
ZFは、フォーミュラE選手権において、2016年よりフランス自動車メーカーのヴェンチュリーとオフィシャルパートナー契約を締結し、技術提供を行っている。
今シーズンは、フォーミュラE選手権向け電動ドライブ(電気モーター(電動機)、トランスミッション(変速機)、パワーエレクトロニクスなど)を開発し、ヴェンチュリー車に搭載されている。
次世代技術に向けて
ZFは、当初、モータースポーツ向けに電動ドライブラインを研究開発してきた。
フォーミュラE選手権では、高いパフォーマンス、トルク伝達性能に加えて、ドライブラインの効率性が重視される。また、ルールによりエンジン出力が制限され、それゆえ、パワートランスファー(補助変速機)が非常に重要になる。
電動アクスルドライブ・フォーミュラーEの技術プロジェクトマネージャーのトビアス・ホフマン(Tobias Hofmann)氏は、スタートからゴールまで最速ラップタイムを記録し続け、高い競争力を保つには、トランスミッションの設計を変更する必要があったと述べる。
シーズン5のZF製品は、シーズン4と比べ、エンジン効率は向上した。トランスミッション重量は40%減となり、車体の軽量化が実現された。
(画像はプレスリリースより)

ZF プレスリリース
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