ボルグワーナー、ハイブリッドと電気の商用車市場に幅広い製品を提供自動車業界ニュース

ボルグワーナー、ハイブリッドと電気の商用車市場に幅広い製品を提供

　2017年9月30日 06:00　

排出ガス規制や燃費目標、騒音低減などに対応

ボルグワーナーは、排出ガス規制や燃費の目標を満たすために、成長しているハイブリッドと電気の商用車市場に、幅広い製品ポートフォリオを提供している。

ハイブリッドと電気の商用車市場は、年平均成長率（CAGR）が32.9％で、2017年の49,000台から2020年には115,000台に増加することが期待されている。

様々な高性能モータと発動機

特許取得済みの高電圧ヘアピン（HVH）固定子巻線技術を備えた、ボルグワーナーの多目的HVH410とHVH 250電動モータは、最大300キロワット（402馬力）の電力出力と95％以上のピーク効率を持つ、業界最先端のパワーとトルク密度を提供している。

また、HVH410電動モータは、クラス7と8のハイブリッドと電気用途のために、最大トルク2,000Nmを提供し、HVH250電動モータは、最大トルク425 Nmを提供する。

そして、ボルグワーナーの48ボルト高効率モータと発電機は、増加する電力ニーズに適応するために、向上したエネルギー回生システムと、優れたシステム効率を提供している。また、eBooster電動コンプレッサは、5リッター未満の排気量を持つ小型商用エンジン向けに設計されており、既に市場で受け入れられている。さらには、13リッターまでの排気量を持つエンジンの大型ユニットも開発中である。

北米商用車ショーに出展

eTurboテクノロジーは、車両のバッテリーを再充電するために電力を生成する能力を備え、電化されたブースティングを一歩進めている。eTurboは、小型商用車と大型商用車の両方に対応する2つのサイズで開発されている。

電化されたターボ機械のさらなる製品は、内部と顧客向けの両方で開発中であり、それには、商用車用の、電力出力付きのORC（オーガニックランキンサイクル）エキスパンダーや、eターボコンパウンド・タービン発動機、ガスタービンレンジエキスパンダーなどがある。

ボルグワーナーは、ジョージア州アトランタで開催される北米商用車ショー（NACV）で、燃焼・ハイブリッド・電気に関する幅広い技術を展示することとなっている。

（画像はプレスリリースより）