超音波センサーで子どもの動きを検知 熱中症などから守る
韓国最大の自動車メーカーである、ヒュンダイ自動車のグループ会社、ヒュンダイ自動車アメリカが、新たな「後部乗員警報システム」を、3日のプレスリリースで発表した。
同日には同システムに関する動画も公開されており、子どもが誤って後部座席に乗り込み、車内に取り残された状態になっても、後部座席にある超音波センサーが、検知する仕組みであることを紹介している。
駐車後やドアがロックされた状態において、システムが作動し、動きを検知すると、クラクションを鳴らし、ライトを点滅、Blue Link(ブルーリンク)コネクテッドカー・システムを介して、ドライバーのスマートフォンに通知。子どもの熱中症などの発症リスクを削減するシステムとして発表されている。
38人の子どもが車内で熱中症になり死亡 悲劇をなくすシステムに
1994年から800人以上の子どもが、車内で熱中症になり死亡、今年だけで既に38人の子どもが死亡していることも分かった。専門家によれば、子どもの体内温度はほんの数分で、調整機能を超える温度まで上昇すると指摘している。
ヒュンダイ自動車アメリカの製品、経営、デジタル企画部門副社長、マイク・オブライエン氏は、
「不注意によって大変な結果を生み出すことを理解している。これは悲劇をなくすためのシステムである。」(プレスリリースより引用)
と述べた。
(画像はプレスリリースより)

Hyundai Motor America プレスリリース
http://www.hyundainews.com/