技術者のスキル向上を目指し2年に一度実施
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイは、世界スキルオリンピックを開催することを、9月27日のプレスリリースで明らかにした。同イベントは、技術者のスキル向上を目的に2年に一度開催されている。
世界スキルオリンピックの開催にあたりヒュンダイは、2年の間にヨーロッパやインドなどで自動車の技術スキルを競う競技会を行っており、勝者は世界スキルオリンピックに出場権を得ることができる。
2016年10月にはヨーロッパのスキルオリンピックがフランクフルトで実施され、ヨーロッパ各地から19人のヒュンダイ技術者が参加した。世界スキルオリンピックへの参加をかけた競技会の勝者は、ヒュンダイ・イギリスの技術者であるKevin Mark Rule氏だった。
1995年から始まったヒュンダイの世界スキルオリンピック
ヒュンダイによる世界スキルオリンピックは、1995年が始まりだ。体系的なトレーニングを通して技術者のスキル向上を目指すとともに、最新のサービス情報を共有する目的も持つ。競技では、最新の技術を用いた実技試験のほか筆記試験も行われる。
世界中のヒュンダイサービスセンターにおいて、実用的で倫理的な知識により専門知識や技術スキルを向上させることが、顧客満足度の向上につながるとの考えだ。
2013年の世界スキルオリンピックでは、54カ国から87人の専門家を含む145人が参加した。また、2015年のイベントは5日間にわたり実施され、55カ国から集まった150人が技術を競い合った。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイ・プレスリリース
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