AR技術の利点を分析
ボッシュは10月17日のプレスリリースにて、技術トレーニングのサポートを強化していく意向のコメントを出した。
ボッシュ・カー・サービス・ワークショップでフィールドスタディを行い、オーグメンテッド・リアリティー・アプリケーション(以下AR)のワークショップにおける利点の分析を行った。
その結果、このアプリケーションを使用することで、一般車両でも1ステップ当たり、平均15%ほど時間を削減できることがわかった。
ARを用いることで、特定のコンポーネントの削除、不要な分析および組み立て作業の回避の実現、修理が必要かどうかなど、さまざまな点で時間とコストを大幅に削減することができる。
CAP機能の改良による革新的なトレーニング
さらにボッシュはワークショップの従業員の技術トレーニングにAR技術を適用している。再加工されたARプラットフォーム(CAP)は、特にトレーニングに関連するものに対し、新しい効率的なアプリケーションを可能にするものである。
CAPはそれぞれのARの要求に合わせ、必要なデータを提供することができる。ユーザーはスマートフォン、タブレット、拡張現実メガネを用いて、ARアプリケーションが使用でき、これらのデバイスを簡単に切り替えることができる。
このマルチユーザーソリューションは、無作為のデバイスを相互に組み合わせた技術トレーニングが可能になり、効率的な方法と言える。
トレーナーモードでトレーニング強化を
「トレーナーモード」を使用すれば、トレーナーはトレーニング参加者のデバイスを制御することができ、デバイスにどのケースを表示するか決定することも可能である。
この場合、トレーナーによって行われたアクションも参加者のデバイスに表示される。なおかつ、各参加者は個々の視点を保持することができ、積極的に訓練に参加することが可能である。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
http://www.bosch-presse.de/