加速性能と効率性が向上
ボルグワーナーは、BMWグループの235キロワット(315馬力)のディーゼルエンジンのために、自動車メーカーの多くのモデルで活用されたエンジン性能を新たな高みへ押し上げた。
2つの可変タービンジオメトリ(VTG)ターボチャージャーを備えた、安定した2段階(R2S)ターボチャージャーシステムは、強力なブーストを提供し、CO2排出と燃費を大幅に削減しながら、急加速を促進している。
ボルグワーナーターボシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるフレデリック・リサルデ氏は、次のように説明した。
「我が社の革新的なR2Sシステムにおける、2つの最新VTGターボチャージャーの組み合わせは、瞬時の加速を提供し、低いエンジンスピードにおける効率を高めます。BMWとのコラボレーションで、より経済的で環境に優しくてダイナミックな、パワフルで効率的なエンジンが実現しました。」(プレスリリースより引用)
CO2排出と燃料消費を削減
R2Sターボチャージ技術の新しいアプリケーションは、直列に配置された2つの電気作動式VTGターボチャージャーで構成されている。小型の高圧ターボチャージャーは、低いエンジンスピードでのブーストの大部分を提供する。
そして、エンジン速度が上昇するにつれて、より大きな低圧ターボチャージャーが動作負荷のほとんどを徐々に引き継ぐ。低圧段階でもVTGターボチャージャーを使用することで、ボルグワーナーは優れた加速性能を実現するために過渡エンジン動作をさらに高める。
これにより、迅速に適応するR2Sシステムは、ターボラグを最小限に抑え、CO2排出と燃料消費を削減することとなる。
(画像はプレスリリースより)

BorgWarner Press Releases
https://www.borgwarner.com/