成長するアジア市場に工場を
コンティネンタルは、11月21日に、タイのラヨーンに新しいグリーンフィールドタイヤ工場を建設するための起工式を執り行ったことを発表した。
式典には、Maenamkoo地区の行政機関の会長であるChalee Chotiwong氏、コンティネンタルの管理職、地域プロジェクトチーム、サプライヤーなどが参列した。
ASEAN軽トラックと乗用車タイヤ、販売&マーケティング担当の副社長であるCameron Wilson氏は、冒頭の挨拶で、コンティネンタルのタイヤ部門戦略の一環としてラヨーン工場の重要性を強調した。
「この投資は、長期的な成長戦略『Vision 2025』の重要な部分です。それは、世界の顧客へベストなサービスを提供するために、グローバルな生産領域を拡大しバランスを取ることを目的としています。我が社の長期戦略の1つの柱は、市場ニーズに迅速に対応し、ハイテクな生産能力を備え、成長地域であるアジアにおいてさらなる生産能力を持つことができる迅速で俊敏な装備で操業することです。ラヨーンは、この目的を完全に果たしています。」(プレスリリースより引用)
さらに、革新的なドイツのエンジニアリングと現地タイの生産能力の組み合わせは、タイとアジアの消費者が求めている高い品質のタイヤの製造を保証し、「市場のための市場」という理念を実現すること、バンコクにおける販売とマーケティングだけでなく、コンティネンタルブランドの小売店舗の数を拡大させることによって、この市場での投資を継続的に増加させていることに言及した。
最後に、「タイヤ事業は人々のためのビジネスである。コンティネンタルは、ラヨーン地方で一番の雇用者となる。」と述べた。
多くの従業員を新規雇用
2017年9月中旬に、ゼネコンにThai Takenaka International社を指名して以来、タイ東部のラヨーンは大きく発展した。現時点では、約450人の現場労働者がおり、その数は今後3ヶ月で1,600人以上に増加すると見込まれている。
プロジェクトリーダーのVignesh Devasenapathy氏は、2018年末に建設工事が完了する予定とし、次のように説明した。
「現在進行中の土木工事に加えて、今年は現地チームの主要職の採用プロセスを開始し、今日までに、約25人に拡大しました。我々は、生産工場の新しい従業員のために、2018年初頭に大規模な雇用活動を開始したいと考えています。高い品質と効率の基準に焦点を当てて、我々は、既存の工場が持つ知識から恩恵を受けるために、他のタイヤ工場において新しい従業員を養成しています。」(プレスリリースより引用)
長期にわたり多額の投資
コンティネンタルは、2022年までに、約400万台の乗用車と軽トラック用タイヤを生産することを計画して、2億5000万ユーロの長期投資を決定している。2019年の業務開始に向けて、タイで約900人の新しい雇用を創出したいと考えている。
ラヨーンにおける新しいグリーンフィールドのタイヤ工場は、1999年以来5番目となるグリーンフィールド工場であり、コンティネンタルのタイヤ部門のグローバルなタイヤ生産フットプリントは、17ヶ国にわたる21のタイヤ工場まで増加している。
新しい工場の面積は約75万平方メートルで、最先端の技術を取り入れ、最も環境に優しい工場となることが期待される。
(画像はプレスリリースより)

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