モントリオールの「Element AI」もアドバイザーとして参加
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイは、「SKテレコム」「ハンファグループ」「ヒュンダイ」の3社による協力で「AIアライアンスファンド」を設立することを、11月16日のプレスリリースで明らかにした。
同社は、アメリカやヨーロッパ、イスラエルなどで有望なベンチャー企業への投資を行うことを目的に「AIアライアンスファンド」を設立した。「オープンイノベーション」を理念の一環とし、急速に変化する自動車業界や環境に迅速な対応を行うことを目指している。
また、カナダのモントリオールを中心に活動を行う「Element AI」を投資関連の顧問に迎えることも決定しており、160人以上の研究員と画期的な人工知能ソリューションによる評価により投資を行うスタートアップ企業を選定する。
3社で1500万ドルずつ総額4500万ドルを出資
モビリティなどへの分野に専門性を活かしたベンチャー企業への投資を行う「AIアライアンスファンド」。ヒュンダイをはじめとし「SKテレコム」「ハンファグループ」の3社が1500万ドルずつ出資し、総額4500万ドルのファンド設立となった。
ヒュンダイは今月初めに、イスラエルに「オープンイノベーションセンター」を設立することを発表しており、イノベーションハブを世界規模で展開していくことを計画している。
自動車のヒュンダイ、通信事業のSKテレコム、金融分野に強いハンファグループによるファンド設立で、未来のモビリティやフィンテックに関連する有望な企業のスタートアップがサポートされる見込みだ。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイ・プレスリリース
https://www.hyundai.com/