多くの新興企業への支援が評価
ZF Friedrichshafenは、シリコンバレーを本拠地とする新興企業アクセラレーターであるPlug and Play社から、モビリティカテゴリーでCorporate Innovation Awardを授与されたことを発表した。
この賞は、Plug and Play社が、ネットワークに特に専心して、協力パートナーとしてだけでなくメンターとして提供することによって新興企業をサポートしているパートナー企業を表彰するもの。
ZF、デジタルエコシステム&グローバルイノベーションハブ担当のヘッドであるMalgorzata Wiklinska氏は、次のように述べた。
「新興の革新的な企業との協働を通じて、我々は、事故ゼロで排出量ゼロの自動車世界を目指す『ビジョンゼロエコシステム』という目標を強化します。同時に、我々は、イノベーションのスピードを高め、ネットワーク化されたモビリティにおける新しい専門分野へのアクセスを確保しています。我が社が、非常に短い時間で革新的な技術を持つ新興企業のための興味深いパートナーとして確立されたことを示しているこの受賞を嬉しく思っています。」(プレスリリースより引用)
Plug and Play社はパートナー企業を表彰
ZFは、2017年の初めから、「Founding Anchor Partner」として、Plug and Play社と協働してきた。
一方、Plug and Play社は、国際的に確立された企業との提携など、毎年、100社以上の新興企業を支援しており、Corporate Innovation Awardにより、新興企業のネットワークにおける卓越したコミットメントに対して、11のカテゴリーでパートナー企業を表彰している。
Plug and Play社のCEOであるSaeed Amidi氏は、この決定について次のように述べた。
「ZFは、創始者が、臨機応変な意志決定システムと技術的に精通した提携を通じて協働することをサポートしており、ZFグループは、新興企業に対し、様々なピッチイベントでプロジェクトを発表するためのプラットフォームを提供しています。」(プレスリリースより引用)
ピッチイベントを開催しプロジェクトを支援
例えば、春に、ZFは、デジタル関連の国際的な新興企業50社以上のために、フリードリヒスハーフェンにおいて、初めてのナイトピッチイベントを開催した。この結果、2つのパイロットプロジェクトが実施されることとなった。
カナダのAcerta社は、風力タービンギアボックスを予測してメンテナンスするための、予測的メンテナンスアルゴリズムを開発した。また、ミュンヘンを本拠地とする新興企業であるGefasoft社は、ザールブリュッケンにあるZFの工場で、現場管理をデジタル化した。
さらに、11月にはインドのハイデラバードでピッチイベントが行われ、インドの新興企業12社がプロジェクトを発表した。
2つの革新的なハブで、ZFは、モビリティに関する新興事業の活発な場所に位置している。8月には、グループは、シリコンバレーに支店を開設しており、2018年の4月には、ハイデラバードにおいてイノベーションハブが続く予定である。
(画像はプレスリリースより)

ZF Friedrichshafen Press Release
https://press.zf.com/