ヨーロッパの需要増に対応
ZFグローバルエレクトロニクスは、ポーランドのチェンストホヴァに新しい工場を建設することを発表した。
この新しい工場によって、ヨーロッパの需要増に対応するために東ヨーロッパでの製造フットプリントを拡大し、先進のセーフティエレクトロニクスの生産を通して、ZFのビジョンゼロの目標をサポートしながら、その競争力を継続的に向上させる。
また、同社は、この分野での大幅な成長をさらにサポートするために、エンジニアリング能力も拡大していく。新しい工場では、アクティブセーフティ向けの先進カメラ世代や、エアバッグ制御ユニットなどの乗員用セーフティエレクトロニクスを含む、アクティブとパッシブのセーフティ製品ラインをサポートすることとなる。
新しい工場は2019年末までに稼動し、300人以上の従業員を雇用する予定。
高度セーフティと自動運転における成長をサポート
さらに、ZFは、最近、ポーランドのウッチに新しい技術センターを開設し、エレクトロニクスエンジニアリンググループを拡大した。センターは、10月に正式にオープンし、200人の高度な技術を持ったエンジニアと技術者を収容する。
また、センターは、10年以上前に設立され、約350人の従業員が働く既存のエレクトロニクスエンジニアリングセンターに続くものであり、オフィスとエレクトロニクスラボの両方を備えている。
アクティブ&パッシブセーフティ部門グローバルエレクトロニクス製品ラインの担当副社長であるChristophe Marnat氏は、次のように説明した。
「新しいエンジニアリングセンターと製造工場は、セーフティエレクトロニクスの生産とエンジニアリングにおける最先端技術を代表しており、高度セーフティと自動運転分野における我が社の成長をサポートする。それは、我が社の、シートベルトとエアバッグの確立されたオペレーションと、チェンストホヴァのエレクトロニクス技術センター、さらには、グローバルな顧客を満足させるための、確立された製造とエンジニアリングのフットプリントを基盤として築かれている。」(プレスリリースより引用)
ZFはポーランドに合計8,000人の労働者を雇用しており、そのうち既存のチェンストホヴァ施設では約6,300人の従業員が生産と管理作業を行っている。施設では、エアバッグモジュールとシートベルトの生産を担当している。
(画像はプレスリリースより)

ZF Friedrichshafen Press Rleases
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