革新的なソリューション
4月28日、デルファイは、特定用途向け集積回路(ASIC)「Direct Injection Flexible Application Specific Integrated Circuit (DIFlex ASIC/DIFlex)」が「2020 PACE Award(2020 PACEアワード)」を受賞したと発表した。
「PACE Award」は、米国の大手自動車専門雑誌「オートモーティブニュース(Automotive News)」が後援する。毎年、自動車業界において技術革新的な製品・製造プロセスを開発したサプライヤーに対して贈られる。
より高い効率と低い排出
「DIFlex ASIC」は、電子制御による燃料コントロールソリューションであり、現在、利用可能なソリューションのうち最良とされる。自動車メーカーのケイパビリティとコスト対する需要を満たす。直接噴射の優れた柔軟性および診断制御にて燃焼は最適化され、より高い効率かつ低い排出が実現する。
独自の電子構造が活用され、事実上、無制限数の制御波形(電気信号)を生成し、内燃エンジンの核となる燃焼のインジェクタ性能を最適化する。前世代の集積回路(ICs)と比べ、開発コストが20%減少し、ソフトウェアの複雑性は25%カットされる。インジェクタ・ドライブの柔軟性は10倍改善され、診断機能が3倍増加する。
最高経営責任者のリック・ダウチ(Rick Dauch)氏は、車の燃費・排気性能を改善するうえで、「DIFlex ASIC」は顧客に対して重要な選択肢を提供すると説明する。また、PACEアワードの受賞は非常に名誉であり、エンジニアリングチームのパイオニアスピリットに対して賛辞を贈る。
(画像はプレスリリースより)

Delphi Technologies
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