より安全で軽量、環境にやさしい車両の生産を強化
Gestampは、より安全で軽量、そして環境にやさしい車両を生産できる新しい研究ラインを開発するために、欧州投資銀行(EIB)から2億ユーロの融資を受けたことを発表した。
締結された合意は、現在新型コロナウィルスの影響に対処しようと尽力している、約1,400万人の労働者を擁するヨーロッパの自動車業界によるResearch・Development・Innovation(RDI)投資に向けた新たなサポートを示している。
EIB資金によるGestampのイノベーション戦略は、シャーシや車体などの車両部品の生産に適用するための新しい金属加工技術に開発に焦点を置いており、プロジェクトの目的は、より安全で軽量な車両の設計を推進することである。
また、スペインやドイツ、フランス、スウェーデンの工場における革新、研究、開発に投資することも実現する。これらの投資の大部分は、Gestampが本社を置くスペインで実行される。
融資は、その構造や性質により特定の付加価値を提供するプロジェクトにEIBが資金供与できるという、ヨーロッパ向けの投資計画に裏付けされている。このプロジェクトは4年間にわたり実施され、高度なスキルの仕事を保護することに役立つ。
Gestampは、RDI分野における1,600の業務で43,000人を雇用している。
新型コロナウィルス危機後の経済回復を推進
EIB、スペインの銀行業務担当副社長であるEmma Navarro氏は、次のように述べた。
「イノベーションへの投資は、新型コロナウィルス危機後の経済回復を推進するための重要な要素の1つである。このため、Gestampの競争力を強化し、パンデミックの影響を受けた分野の1つである自動車業界におけるヨーロッパのリーダーシップに貢献するという革新的なプロジェクトをサポートできることを嬉しく思う。この合意により、電気自動車や、より軽量で汚染の少ない車両の開発が促進される。クリーンテクノロジーに融資することは、新しい低炭素経済モデルへの移行を促進することへのEIBの優先事項の1つである。」(プレスリリースより引用)
また、GestampのCEOであるFrancisco López Peña氏は、EIBのサポートにより、同社の優先順位の1つである、より安全で軽量で車両の生産に尽力することに対する取り組みが強化されるとの認識を示し、次のように説明した。
「革新は常に我が社の活動の基礎となるものであるが、我々が直面している危機を乗り越えた時に、さらに重要性が増すことは間違えない。このEIBからの融資は、我が社のプロジェクトに対する信頼の表れであり、将来のモビリティの開発に貢献し続けるために、我が社の資金調達手段を強化することとなる。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Gestamp Press Releases
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