車体の軽量化と低燃費
9月30日、コンチネンタルは、軽量エアスプリング(空気バネ)によりバス・トラックの軽量化、快適性の向上、低燃費を実現させると発表した。
軽量構造のコンセプトには大きな可能性が秘められ、バス・トラックの軽量化に向けて画期的な一歩を踏み出した。
画期的な一歩
コンチネンタルは、バス会社「EvoBus」と業務提携を結び、市バスの全車両には、統合されたプラスチック製ローラーピストン搭載の軽量エアスプリングが備え付けられる。
革新的なローラーピストンは、内気量と独自の設計を最大に利用して微細な振動も効果的に吸収し、乗車の快適性を高める。
プラスチックコンポーネントには、スチール、アルミニウムの代わりにポリアミド樹脂が使用される。ポリアミド樹脂を使用することにより、優れた乗り心地を損なわずに車体を軽量化する。バスの車体は軽量化し、あらゆる都市バスの重量は、アクスルタイプによる差はありもののエアスプリングモジュールあたり2kgから2.6kgまで軽減する。
従来のスチールピストンと比べ、軽量エアスプリングは、例えば、2軸バスの車体では最大15kg軽量化するという。
OEセグメント・エアスプリング責任者のディートヘルム・バウホ(Diethelm Bauch)氏は、エネルギー効率やCO2削減において、軽量化設計は非常に重要な要素となると述べる。軽量エアスプリングは、バスおよび商用車メーカーに対して、より大きなデザインの柔軟性をもつソリューションを提供するという。
(画像はプレスリリースより)

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