輸送コスト削減、市場への投入時間短縮
ブリヂストン・アメリカスは25日、アメリカで、乗用車用と軽トラック用タイヤを製造している、サウスカロライナ州エイケンとノースカロライナ州ウィルソンの2つの施設において、倉庫を拡張することを発表した。
総投資額約は7,200万ドルで、これにより、優れた運用性をさらに向上させ、北米のタイヤディーラーと顧客にサービスを提供する会社の能力が高められることとなる。
この拡張により、エイケンの施設は272,000平方フィート、ウィルソンの施設は288,000平方フィートになる。新しい施設は2020年にオープンする予定。
ブリヂストン・アメリカス、ロジスティクス担当エグゼクティブディレクターであるBrad Blizzard氏は、次のように述べている。
「戦略的な位置づけと向上した能力を持つ新しい倉庫によって、輸送コストが削減し、北米中の顧客の需要に対応するための、市場への投入時間が短縮される。」(プレスリリースより引用)
また、ブリヂストン・アメリカス、アメリカ・カナダ向け消費者交換用タイヤ担当の社長であるErik Seidel氏は、次のように説明した。
「これらの拡張により、アメリカでの販売フットプリントがさらに強化され、適切なタイヤを適切な場所に迅速かつ正確に届ける能力が向上する。我々は、顧客にとって不可欠なビジネスパートナーになることに尽力し、顧客のニーズにより良く応えるために、サプライチェーン全体で新しい機会を模索し続けている。」(プレスリリースより引用)
アメリカの製造グループで重要な役割
ブリヂストンは、1998年からサウスカロライナ州エイケン郡、グラニットヴィルにおいてタイヤ製造施設を操業しており、OEMおよび小売店向けに乗用車用と軽トラック用のタイヤを生産している。
また、同社は、同じくエイケン郡のトレントンにオフロードタイヤ工場も持っており、大型車と超大型車向けオフロードラジアルタイヤを生産している。
そして、ウィルソンの工場は、45年の歴史の中でブリヂストン・アメリカスの製造グループで重要な役割を果たしてきており、ノースカロライナ州ウィルソン郡で最大の製造業雇用者である。
(画像はプレスリリースより)

Bridgestone Americas Press Releases
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