タイヤ業界におけるSDGsへの取り組み
コンチネンタルは11月11日、カーボンブラック製造事業・廃棄処理事業を展開するPyrolyx社とタイヤ回収における5年契約を締結したと発表。タイヤ業界の、持続可能な事業基盤の構築を目標としている。
リサイクルでCO2排出量を削減
コンチネンタルは、使用済みタイヤからカーボンブラックを製造するPyrolyx社に協力するため、今後5年で年間10,000トンの廃棄タイヤを提供することになった。
Pyrolyx社は、廃棄処分のタイヤからカーボンブラックを抽出する独自の技術によって、一般的な製造よりも少ない二酸化炭素の排出量を実現。
各工場で毎年3,000,000を超えるタイヤを回収すると、各工場で排出される二酸化炭素を年間25,000トン削減することが可能になる。
長期契約で持続可能な開発の確立を目指す
タイヤを始めとするゴム製品のリサイクル、二酸化炭素排出を抑えるという2つのメリットを実現するこの開発は、世界的な環境問題に取り組んでいるコンチネンタルの理念に合致。今回のコミットメントに至っている。
Pyrolyx社は北米、および東ヨーロッパへの製造工場増設を計画。コンチネンタルは企業成長のサポートとして長期的な契約を行い、タイヤ業界における製品と事業の持続可能なサプライチェーンを確立していく狙いだ。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
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