環境にやさしく、低排出ガス
11月7日、エバスペヒャーは、ヒータ「Hydronic S3 InCat」をはじめ、あらゆるドライブコンセプトに対応できる革新的なヒーティングソリューションを提供すると発表した。
革新的なヒーティングソリューションは、環境に配慮され、排出ガスを削減する。また、低温下におけるバッテリーレンジ(充電1回あたりの走行可能距離)を高める。
低温下における熱管理ソリューションの重要性
ハイブリッド車および電気自動車では、外気温が低い場合、十分なバッテリーレンジを得られない。気温の低下に伴い、トラクションバッテリーの機能・性能は下がり、完全充電した電気自動車の航続距離を減少させる。
電気ヒータが車室内を暖めることに電気を消耗し、走行に対して供給できる電力量が減り、航続距離は平均して25%減になるといわれる。それゆえ、熱管理ソリューションの一部として、車のヒータが重要になる。
eモビリティのトレンドに応じて
外気温が低い場合、ハイブリッド車の燃焼機関は、車室内の暖める熱を発生させ、発進する。熱の発生によりエンジンの燃料消費量は増え、非効率である。
ヒータ「Hydronic S3 InCat」では、発進時に車のエンジンを使用せず、エンジン不使用かつ低燃費にて快適な気温まで暖める。触媒コンバーターはウォーターヒータに完全に統合され、コバルト(CO)と炭化水素(HC)の排出量を削減する。同時に、ヒータがバッテリーを暖め、バッテリー機能を急激に回復させる。
また、「ethanol heater」では、ウォーターヒータとエアヒータに基づき、バッテリーに負荷を掛けることなく、車室内およびバッテリーを暖める。
(画像はプレスリリースより)

Eberspacher
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