新開発のカメラセンサーテクノロジー
カメラは自動車の感覚器官の1つになりつつある。自動車の視界を広げることに成功したコンチネンタルは、同社のインテリジェントカメラシステムが、「CES 2020イノベーションアワード」を受賞したと12月3日に発表した。
より広い視界で、より安全なドライブ
同社が開発した自動車向けカメラセンサーシステム「transparent hood(透明なフード)」は、CES 2020(コンシューマーエレクトロニクスショー)から評価された。
同システムは、2018年末にヨーロッパの自動車メーカーのSUVに採用され、前方のラジエーターグリル、後部、両側のサイドミラーに解析度の高いカメラを搭載。車内のパネルにはボンネットやエンジンルームに遮られている下方部の映像も見える。
衛星カメラによって車両周辺の地形や状況を検知。人の視界だけでは見えにくい死角をカバーし、危険を検知すると映像、アラーム、振動などで警告を発する。またバックしているときに人が近くにいたときは、自動でブレーキをかけるシステムも開発中だ。
広がるテクノロジーと快適性
さらに車両を降りてボタンを押すと自動で駐車するシステムなど、自動車メーカーやモデルに合わせてカメラシステムを活用することができる。
将来的には、車のバックミラーもカメラシステムに統合し、より安全性に配慮した車両システムの製造を目指している。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
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