VR設計・評価システムの導入
12月18日、ヒュンダイ自動車、傘下の起亜自動車は、南陽研究開発センター(南韓国)に新たなバーチャル・リアリティ(VR)設計・評価システムを導入すると発表した。
2019年3月、2社は、南陽研究開発センターに150億ウォン(1280万米ドル)を投資すると公表している。研究開発および生産前段階を通して、仮想開発プロセルを完全に実装し、20人による設計開発プロセスの同時実行を可能にする。設計の品質評価・効率性は改善され、車両研究開発時間の20%短縮、年間研究開発費の15%削減が実現される。
研究開発時間の短縮と研究開発費の削減
新たなVR設計・評価システムにはVRが搭載され、自動車の研究開発プロセス強化に重点を置く。システムには複数の研究開発アプリケーションが用いられ、ヒュンダイ自動車と起亜自動車2社の設計およびエンジニアチームは、システムを介して車両設計の品質評価・車両開発検証プロセスを実行できる。
ヒュンダイ自動車グループ・研究開発事業部長のアルバート・ビーアマン(Albert Biermann)氏は、顧客ニーズへのアジリティ(機敏性)と自動車業界内のパラダイムシフトに対して迅速に対応するうえで、VR研究開発プロセスは必要不可欠なステップであると述べる。
また、VRプロセスの強化を通して品質と収益性は向上し、最終的に研究開発への投資を増加させ、未来のモビリティにおける競争力を確保すると補足する。
新たなVR技術により、効率化により、研究開発への再投資サイクルは確立され、研究開発時間の削減、収益性の改善が実現される。研究開発費の削減に加え、収益性の増加、継続的に増加する研究開発投資サイクルの誘発が見込まれる。
(画像はプレスリリースより)

HYUNDAI
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