コンチネンタルの新開発
コンチネンタルは3月5日、振動・騒音レベルを下げるコンパクトローダー用の新しい駆動システムを開発したと発表した。作業現場の集中力を維持し、生産性の向上に寄与する。
集中力が求められる作業現場の改善
同社は、コンパクトローダーのドライバーと作業環境を快適にする新しい駆動システムを開発。
様々な種類と多くの車両が同時に運転される建設現場において課題となる、集中力や作業の効率性に焦点を当てたソリューションだ。
コンパクトローダーを支える枠組み・シャーシシステムは、ソリッドゴム製のドライブラグを使用。ゴムバンドを使用することで様々な状況の地面に対応する。従来のゴムと金属リブと比較して、少ない摩擦と荷重分配を実現するのが特徴だ。
ハイクオリティとコスパを実現
同社では開発中に広範囲なテストを実施。周波数を分析したところ、ほぼすべての条件で運転席と手すりの振動レベルは7DB、騒音レベルは5DBと従来の半分のレベルであった。
騒音や振動の制限により、作業のストレスを軽減。集中力と効率性が向上し、現場の安全性につながる。
また、これまで駆動ラグに組み込まれた金属素材が局所的な負荷をもたらしていたが、新開発の製品はソリッドゴムによりシステム全体の寿命も長くなるため、コストの最適化を図れるという。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/