ZFのアフターマーケットとワークショップ
ZFは3月13日、トランスミッションの修理に携わるZFアフターマーケット・システムとプロセスについて解説。故障の原因を究明する診断装置と独自に開発したテストベンチについて紹介している。
独自の診断装置と専門知識を有した分析
同社では、あらゆる種類やデザインのトランスミッションを扱い、すべてのブランドのギアボックスに関する高度な診断の専門知識を有したアフターマーケットとワークショップを展開。
アフターマーケットでは修理のプロセスを明確に定義し、基礎となる診断を徹底的に行っている。
独自の診断装置で故障メモリの分析、関連する車両データの解釈を実施。この診断システムの特徴は、すでに分解されているトランスミッションにも使用できる点だ。
故障の原因を特定したら解体、ギアボックスの清掃、トランスミッション内の部品検査、測定を行う。
オートマチック用のテストベンチを開発
その後修理・部品交換などを経てテストを実施。同社ではオートマチックトランスミッションのためのテストベンチを開発しており、オイルは75度に加熱されて、正しい温度と圧力条件を現実的に再現している。
トランスミッションは複雑であり、日常の負担や不適切な使用、周辺部品の欠陥、堆積物や汚れなど故障の原因は様々だ。費用のかかる修理を回避し、車両の寿命を維持するにはメンテナンスが大切だとしている。
(画像はプレスリリースより)

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/press/en/releases/release_3908.html